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レチナール retinal

翻訳|retinal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

レチナール
retinal

レチネン。網膜の杆状体に含まれる,視物質である視紅 (ロドプシン) を構成する物質。ビタミン A1 の一つで,網膜に光が当ると還元されて,レチノールとなる。レチナールはレチノールのアルデヒドであり,両者は同じ生理作用をもつ。体内ではレチノールからアルコールデヒドロゲナーゼによって作り出され,レチナールになるとオプシンと結合して視紅が再形成される。

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栄養・生化学辞典の解説

レチナール

 C20H28O (mw284.44).

 上は9-cis-レチナール,下はall-trans-レチナール.ビタミンAアルデヒド,レチネン,アクセロフタールともいう.レチノールが酸化されてアルデヒドになったもの.ビタミンA活性をもつ物質の一つ.視覚の本体であるロドプシンの構成要素で,光刺激の受容に必須な物質.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典内のレチナールの言及

【カロチン】より

…空中酸素により容易に酸化される。カロチンは動物体内で酸化され2分子のビタミンAに変化し,さらにビタミンAアルデヒド(レチナールretinal)となり視覚の光受容に重要な機能をもっている。また補助色素として光合成に関与し,光の破壊作用からの保護機能などを有している。…

【ロドプシン】より

…前者は強い光に反応して色覚をつかさどり,後者は弱い光のもとで明暗を識別するが,色覚には関係しない。ロドプシンは,細胞内のディスク膜の成分である分子量3万8000のオプシンopsinに,ビタミンAの誘導体11‐シス‐レチナールretinalが結合した複合タンパク質である。ビタミンAが欠乏するとロドプシンの合成が損なわれ夜盲症の原因となる。…

※「レチナール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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