レビタン

百科事典マイペディア 「レビタン」の意味・わかりやすい解説

レビタン

近代ロシア画家リトアニアのキバルタイ生れ。モスクワの美術学校で学んだのち,1889年パリに出てドービニーコローらの影響を受けた。レーピンクラムスコイなどとともに〈移動展派Peredvizhniki〉の一人としてリアリズム絵画の発展に努めた。ロシアの自然を愛し,ボルガ川を中心とする風景を平明な写実と印象派的な明るい色彩で描いた。代表作に《白樺林》(1885年―1889年,モスクワ,トレチヤコフ美術館蔵),《黄金の秋》(1895年,同美術館蔵),《永眠》(1894年,同美術館蔵)などがある。

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