デジタル大辞泉 「ロードス」の意味・読み・例文・類語 ロードス(Rodos/Ρόδος/〈英〉Rhodes) ギリシャ東部、エーゲ海に浮かぶロードス島の北東端に位置する都市。同島の中心地。古くから海上交通の要衝。また、ヘレニズム時代に世界七不思議の一として知られるコロッサス(太陽神ヘリオスの巨大な青銅像)が港口に建っていたと伝えられる。堅固な城壁で囲まれた旧市街は、14世紀に聖ヨハネ騎士団が築いた城塞都市であり、騎士団長の宮殿や騎士団の施療院(現在は考古学博物館)が残っている。1988年に「ロードス島の中世都市」の名で世界遺産(文化遺産)に登録された。ロドス。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「ロードス」の意味・わかりやすい解説 ロードス[島]【ロードス】 エーゲ海南東部,トルコ南西端から約20kmにあるギリシア領の島。島の1/3は耕地で,麦類,タバコ,綿花,ブドウ,オリーブなどが栽培される。国際的な観光地。前10世紀ころドリス人が植民し,前408年ロードスの町が建設され,貿易基地として繁栄した。中世以後は1309年―1522年ヨハネ騎士団の本拠地,以後1912年までトルコ領,その後1943年までイタリア領であった。1947年ギリシア領。中心都市はロードス。中世のゴシック建築をのこす旧市街は1988年世界文化遺産に登録された。1398km2。9万3500人(1995)。→関連項目アポロニオス(ロドスの)|ドデカネス[諸島]|ヒッポダモス 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報