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ワシントン・コロンビア特別区 ワシントン・コロンビアとくべつくWashington, D.C.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ワシントン・コロンビア特別区
ワシントン・コロンビアとくべつく
Washington, D.C.

アメリカ合衆国東部,ポトマック川東岸にあるアメリカの首都。連邦政府直轄のコロンビア特別区 District of Columbia (D.C.)となっている。1790年ジョージ・ワシントン大統領がここに首都を建設することを決定し,メリーランド州バージニア州の境界にまたがるところに,両州から土地の割譲を受けて市街地を建設し,1800年に正式に首都になった。まったく新しく設計・建設した首都の例はこれ以前には少なく,その意味で一つのモデルとなった。市を設計したのはフランス人技師ピエール・C.ランファンで,碁盤目状の区画に対角線をなす大通りを組み合わせて,機能性を大きくするように工夫されている。国会議事堂と政府官庁とを結ぶ線を軸とし,ホワイトハウス,ワシントン記念館,アメリカ合衆国連邦最高裁判所など,政府諸機関や記念建造物が配置されている。ポトマック川の対岸にはアーリントン国立墓地があり,その西方にも市街地が拡大している。合衆国の一般都市に比べて公共用地,緑地などの比率が著しく高い。アメリカ議会図書館,ジョージ・ワシントン大学,ジョージタウン大学,ハワード大学,スミソニアン・インスティテューション,カーネギー研究所,国立美術館など研究,文化施設の多いことも市の特色である。また特別区は各州に比べて人種差別が少なかったため,早くから黒人の移住者が多く,1970年には市の人口の 71%に達した。市の発展に伴って住宅地は特別区の境界を越えて,隣接州に広がり,ワシントン大都市圏を形成している。面積 176km2。人口 60万1723(2010)。

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