一存(読み)イチゾン

デジタル大辞泉 「一存」の意味・読み・例文・類語

いち‐ぞん【一存】

自分一人だけの考え。「私の一存では決めかねる」
[類語]思い考え想念思念ねん気持ち感懐感想所懐胸懐心懐胸中心中しんちゅう心事心情心境感慨万感偶感思考思索

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精選版 日本国語大辞典 「一存」の意味・読み・例文・類語

いち‐ぞん【一存】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 同じ考え。
    1. [初出の実例]「上下の間隔りなく、一存になる故、天地和合するが如く成事にて、国家能く納り」(出典:政談(1727頃)三)
  3. 自分ひとりだけの考え。一方的な考え。一存分。
    1. [初出の実例]「しんぞうの一存にて茶屋へあいさつせしはいかにとなれば」(出典:人情本・春色恵の花(1836)初)

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