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一職 いっしき

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大辞林 第三版の解説

いっしき【一職】

中世後期における土地所有の形態を示す語。先祖より相伝してきた土地、また、それに対する権利をいう。一跡。
「一職支配」の略。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

いっしき【一職】

土地に対する多種多様な権利((しき))を一元的に支配掌握すること。中世においては一枚の耕地に下作(げさく)職,作職,名主(みようしゆ)職,領主職などの多様な権利が重層的に存在したが,16世紀の畿内地方ではこれらの職を買得などによってひとつにまとめ,領主―作人の一元的な年貢収納関係を作り出す動きが顕在化した。またこれらの動きとは別に織田信長荒木村重や羽柴(豊臣)秀吉など配下の部将にまとまった地域を〈一職〉に充(あ)て行ったが,これはその地域内の給人(知行地を有する者)の軍事的指揮権,百姓からの夫役(ぶやく)徴収権と職人の動員権など軍事的統率権を与えたものと考えられている。

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