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万愚節 ばんぐせつAll fool's day

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

万愚節
ばんぐせつ
All fool's day

四月馬鹿の日 April fool's dayともいい,11月1日の万聖節に対比して名づけられたもの。4月1日に限り悪意のない嘘で他人をかついでもかまわないとする風習がヨーロッパにあり,日本にも大正時代に伝わって,市民生活のなかに定着した。その起源については諸説があり,(1) キリストが生前にユダヤ人に愚弄された故事を忘れないための行事とする説,(2) 16世紀なかばのフランスで,1年の始りを,それまでの春分の祭りから1月1日に改めた際,これを喜ばない人々が昔ながらの正月の祭りを4月1日に催したのが起源とする説,(3) インドの揶揄節に起源を求める説などもある。インドでは春分に菩薩の行が行われるが,この苦行を終えたのちの信徒たちが,またもとの風俗に帰らないよう揶揄節によって戒めるもので,4月1日がその日にあたる。

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大辞林 第三版の解説

ばんぐせつ【万愚節】

エープリル-フール。 [季] 春。

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世界大百科事典内の万愚節の言及

【噓】より

…鷽を交換することで1年間の不幸をうそとして払ってしまうともいい,それによって新しい年や幸運を迎えるのである。西洋などのキリスト教国では4月1日を〈万愚節(エープリル・フールApril Fools’Day)〉といって,罪のないうその許される日とされ,日本でもこの風は行われているが,逆に他の日はうそは許されないのであり,告解とか懺悔という形で個人的に償わねばならないのが特徴である。【飯島 吉晴】
[神話におけるうそ]
 アフリカの神話にはノウサギが主人公であるトリックスター(いたずら者)の話が多い。…

【エープリル・フール】より

…西洋では4月1日を万愚節All Fool’s Dayといい,この日にさまざまの軽いいたずらやまことしやかな〈うそ〉で他人をかついだり,むだ足をふませたりする風習がある。その日にだまされた人を四月ばかApril foolというので,一般にこの日を四月ばかの日April Fool’s Dayともよんでいる。…

※「万愚節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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