三角寺(読み)さんかくじ

日本歴史地名大系 「三角寺」の解説

三角寺
さんかくじ

[現在地名]川之江市金田町三角寺

三角寺の八反地はつたんじにある。由霊山と号し、真言宗。四国八十八ヵ所の六五番札所。寺伝によると、天平年間(七二九―七四九)行基が聖武天皇の勅願により開基、弘仁六年(八一五)弘法大師が来寺、本尊十一面観世音菩薩と不動明王を自刻し、境内に三角の護摩壇を築いて真言の秘法を行った。現在境内にある三角みすみの池はその跡といわれ、寺号もこれに由来するという。

享保六年(一七二一)の伊予国宇摩郡三角寺村明細帳(長野家文書)に、

<資料は省略されています>

とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「三角寺」の解説

三角寺(さんかくじ)

愛媛県四国中央市金田町にある高野山真言宗の寺院山号は由霊山、院号慈尊院。本尊は十一面観世音菩薩。四国八十八ヶ所霊場第65番札所。寺伝では天平年間、行基による開基とされる。開運厄除け、安産子安の観音として信仰を集める。

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