上坂冬子(読み)カミサカフユコ

デジタル大辞泉 「上坂冬子」の意味・読み・例文・類語

かみさか‐ふゆこ【上坂冬子】

[1930~2009]ノンフィクション作家。東京の生まれ。本名、丹羽ヨシコ。昭和34年(1959)勤務先での体験を「職場の群像」にまとめ発表。はじめ評論、のちに戦後史・昭和史に関するノンフィクション作品を多く書いた。著作硫黄島いまだ玉砕せず」「生体解剖―九州大学医学部事件」「慶州ナザレ園―忘れられた日本人妻たち」など。平成5年(1993)菊池寛賞受賞

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「上坂冬子」の解説

上坂冬子 かみさか-ふゆこ

1930-2009 昭和後期-平成時代のノンフィクション作家。
昭和5年6月10日生まれ。トヨタ自工に勤務し,昭和34年職場体験記「職場の群像」(第1回思想科学新人賞)を発表。54年ごろから戦後史のノンフィクションにとりくみ,戦争に傷つき,うもれた女性の生き方を追求。平成5年菊池寛賞。平成21年4月14日死去。78歳。東京出身。名古屋文化学園卒。本名は丹羽ヨシコ。著作に「生体解剖―九州大学医学部事件」「巣鴨プリズン13号鉄扉」「奄美原爆乙女」など。

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百科事典マイペディア 「上坂冬子」の意味・わかりやすい解説

上坂冬子【かみさかふゆこ】

作家,エッセイスト。本名丹羽ヨシコ。東京都生まれ,愛知県豊田市で育つ。1959年《職場の群像》で鶴見俊輔に見いだされ,《思想の科学》新人賞を受賞,執筆活動に入る。靖国問題をはじめ,戦中・戦後の過去史について,さまざまな雑誌,TV番組で保守右派の立場からの発言を続けた。

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367日誕生日大事典 「上坂冬子」の解説

上坂 冬子 (かみさか ふゆこ)

生年月日:1930年6月10日
昭和時代;平成時代のノンフィクション作家;社会評論家

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