デジタル大辞泉 「下駄箱」の意味・読み・例文・類語 げた‐ばこ【下▽駄箱】 1 玄関などに置いて、履物を入れておく箱・棚。2 上方落語で、噺家はなしかが用いる見台けんだいのこと。1に似ているところからいう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「下駄箱」の意味・読み・例文・類語 げた‐ばこ【下駄箱】 〘 名詞 〙① 玄関などに置いて、靴や下駄などの履物を入れておく棚のついた箱。下足箱。[初出の実例]「茶棚の下に傘の置所、下駄箱(ゲタハコ)戸棚小長持」(出典:滑稽本・楽屋方言(1804)一)② 落語家が高座に上がった時、前に置く小机の俗称。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「下駄箱」の意味・わかりやすい解説 下駄箱 (げたばこ) 建物の出入口に設置して履物を入れる戸棚。学校,病院,寄席,銭湯など公衆の集まる場所に設けられるものと住宅用がある。前者は棚,もしくは棚を一人分ずつ仕切ってふたをつけたものが多い。住宅用の下駄箱が使われだしたのは明治になってからと考えられる。江戸時代の商家などでは上がりがまちの下が取り外せてここに履物を入れた。明治・大正期の下駄箱は慳貪(けんどん)式と跳上げ戸が多く,昭和になり引違い戸になった。執筆者:小泉 和子 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by