一定の期間を定めて,昼夜間断なく経典を読むこと。不断念仏にならったもので,不断念仏が亡者の往生のためにおこなわれることが多いのに対して,不断経は浄土経以外の宗派で死者の減罪と成仏のためにおこなわれる。したがって《法華経》を不断に読むことがもっとも多く,御伽草子《梵天国》には〈法花三昧の不断経を三年読せて参らすべし〉などとある。貴族の場合は死後法華三昧堂で三七日(21日)なり七七日(49日)なりの不断経があったが,一般人の場合は大寺院で盂蘭盆(うらぼん)のあいだ,一七日(7日)の不断経が読まれるのに結縁した。現在高野山で盂蘭盆に不断経があるのはこれである。交代で,夜も昼も1人の僧が読経の声を断やさないが,真夏の昼下がりなどにセミの声とともに聞く不断経には風情がある。《枕草子》に〈読経は不断経〉とあるのは,このような不断経を指したものとみることができ,たいてい12人の僧が1刻ずつ交代する。
執筆者:五来 重
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...
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