世界産業労働者組合(読み)せかいさんぎょうろうどうしゃくみあい

百科事典マイペディア 「世界産業労働者組合」の意味・わかりやすい解説

世界産業労働者組合【せかいさんぎょうろうどうしゃくみあい】

Industrial Workers of the World。略称IWW。1905年結成された米国最初の全国的産業別組合組織。サンディカリスムの流れをくみ,激しい闘争を行い,西部森林・農業移動労働者や東部の繊維労働者を基盤に最盛時には組合員10万を結集。第1次大戦中に反戦活動のためきびしい弾圧を受けて事実上壊滅した。
→関連項目アナルコ・サンディカリスム

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「世界産業労働者組合」の解説

世界産業労働者組合(IWW)(せかいさんぎょうろうどうしゃくみあい)
Industrial Workers of the World

アメリカの急進的な労働組合。1905年デレオンが中心となり結成,サンディカリスム立場に向かい,資本主義体制を批判AFLに対抗して産別組合強化不熟練労働者組織化に努め,特に劣悪な労働条件西部鉱山労働者農業労働者の組織化に尽力した。第一次世界大戦中,反戦運動を行ったため激しい弾圧を受け,事実上壊滅した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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