中の重(読み)ナカノエ

関連語 実例

精選版 日本国語大辞典 「中の重」の意味・読み・例文・類語

なか【中】 の 重(え)

  1. 内裏(だいり)を囲む築地宮垣。またそれに囲まれた内部。内裏。四方に門(東に建春門。南に建礼門のほか二門。西に宜秋門。北に朔平門、式乾門)があり、宮門と称し衛門府が警備する。この内側に朱塗の廊で囲まれた一郭があり、ここに内裏の殿舎がある。この廊を内重(うちのえ)・閤垣といい、その諸門を閤門(こうもん)と称する。
    1. [初出の実例]「於中重行事、早令装束者」(出典:九暦‐九条殿記・駒牽・天慶元年(938)九月七日)
  2. 神社・宮殿などの、殿舎と中門との間の空地

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む