中央市(読み)チュウオウシ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中央市」の意味・わかりやすい解説

中央〔市〕
ちゅうおう

山梨県中部,甲府盆地の南西部にある市。中・北部釜無川笛吹川に挟まれた沖積地,南部御坂山地の丘陵地が広がる。 2006年玉穂町,田富町,豊富村が合体して市制。北部を中心に肥沃な水田地帯が広がり,米作が盛ん。トマト,ナスなどの施設園芸や果樹栽培も行なわれ,トウモロコシを特産する。隣接する甲府市,昭和町にまたがる国母工業団地や,頭脳産業の拠点となる山梨ビジネスパークが立地し,中小工場の進出も目立つ。永源寺の木造聖観音立像,歓盛院の木造薬師如来座像は国指定重要文化財。 JR身延線,国道 140号線が通る。面積 31.69km2。人口 3万1216(2020)。

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日本歴史地名大系 「中央市」の解説

中央市
ちゆうおうし

2006年2月20日:東八代郡豊富村中巨摩郡玉穂町田富町合併・市制施行
【豊富村】山梨県:東八代郡
【玉穂町】山梨県:中巨摩郡
【田富町】山梨県:中巨摩郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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