中川温泉(読み)なかがわおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「中川温泉」の意味・わかりやすい解説

中川温泉
なかがわおんせん

神奈川県西部、足柄上(あしがらかみ)郡山北町(やまきたまち)中川にある温泉。丹沢大山(たんざわおおやま)国定公園丹沢湖へ注ぐ中川川の河床から湧出(ゆうしゅつ)する単純温泉。開発の歴史は古く、武田信玄(しんげん)の隠し湯の一つと伝える。中川川ではヤマメ、マス釣りが楽しめ、狩猟期にはハンターの拠点となる。付近に箒スギ(ほうきすぎ)(国指定天然記念物、樹高44メートル、樹齢約1000年と推定)がある。小田急電鉄小田原(おだわら)線新松田駅、JR御殿場(ごてんば)線松田駅、また同谷峨駅よりバスが通じる。

[浅香幸雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中川温泉」の意味・わかりやすい解説

中川温泉
なかがわおんせん

神奈川県西部,山北町にある温泉。丹沢山地南西部の山々に囲まれた中川のほとりに湧く。泉質は単純泉。泉温は 32~36℃。神経痛リウマチなどによい。もとはひなびた温泉地であったが,1978年に丹沢湖ができてからは旅館設備も整い,観光化が進んだ。

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デジタル大辞泉プラス 「中川温泉」の解説

中川温泉

神奈川県足柄上郡山北町、県西部、丹沢湖へ注ぐ中川川(なかがわがわ)の河床に湧く温泉。歴史は古く、武田信玄の隠し湯のひとつと言われている。

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