20世紀日本人名事典 「中谷孝雄」の解説
中谷 孝雄
ナカタニ タカオ
- 生年
- 明治34(1901)年10月1日
- 没年
- 平成7(1995)年9月7日
- 出生地
- 三重県一志郡七栗村(現・久居市)
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学独文科中退
- 主な受賞名〔年〕
- 芸術選奨文部大臣賞(第19回)〔昭和43年〕「招魂の賦」
- 経歴
- 東京帝大時代に梶井基次郎と同人誌「青空」を創刊し、「春着」「土民」などを発表。佐藤春夫に師事し、昭和7年創刊の「麒麟」同人となり「春」を発表。9年「春の絵巻」を発表して認められ、10年保田与重郎の「日本浪曼派」同人となる。以後「都の花」「死とその周囲」などを発表。戦後も「業平系図」「梶井基次郎」などを著し、43年「招魂の賦」で芸術選奨を受賞した。平成3年俳誌「鈴」を創刊。義仲寺無名庵庵主。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報