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中間子論 ちゅうかんしろん meson theory

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

中間子論
ちゅうかんしろん
meson theory

1935年湯川秀樹によって提唱された理論。原子核内の陽子や中性子を結合する核力およびβ崩壊を媒介する未知の量子として中間子が初めて理論的に導入された。 37年 C.D.アンダーソンらが宇宙線の霧箱写真のなかで発見した粒子は中間子とみなされた。

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世界大百科事典内の中間子論の言及

【原子核】より

…原子核の構成が明らかになると,次に問題になるのは構成粒子である陽子と中性子(両者を総称して核子と呼ぶ)を小さな領域に閉じ込めておく力は何かということになる。この力は核力と呼ばれ,その起源を説明するものとして,湯川秀樹により核子が中間子をやりとりすることによって生ずるという,いわゆる中間子論が生まれた。
[原子核物理学の発達]
 この分野の研究は,その後続々と発見された新しい粒子と,その間の相互作用を扱う素粒子物理学と原子核そのものを研究対象とする原子核物理学とに分かれ,後者では,原子核のさまざまな性質を核力から出発して説明しようとする基礎論と,比較的簡単な模型(原子核模型)によって観測されている事実を系統的に記述しようとする現象論とが並行して発達した。…

【場の量子論】より

…ここに用いられた相互作用はフェルミ型相互作用と呼ばれるもので,場の相互作用を初めて実際問題に適用したものである。続いて35年湯川秀樹の中間子論が登場する。彼は核子間の力を媒介する力の場を導入し,それの量子としての粒子が存在することを予言した。…

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