日本歴史地名大系 「丸亀城下」の解説
丸亀城下
まるがめじようか
- 香川県:丸亀市
- 丸亀城下
〔城下町の建設〕
天正一五年(一五八七)讃岐国一五万石を封ぜられて高松城に拠った生駒親正は、慶長二年(一五九七)西讃の拠点として丸亀城築城を開始し、子の一正に西讃を治めさせた。関ヶ原の戦後一正が一七万一千八〇〇石余を襲封して高松城に移ったため、丸亀城は元和元年(一六一五)の一国一城令による廃城まで城代時代と生駒氏時代を経た(生駒記)。城下町の建設は、慶長六年鵜足郡
生駒氏転封後の寛永一八年、山崎家治が五万六七石余で入封、同二〇年丸亀城の再築に着手し、正保(一六四四―四八)頃竣工した(寛政重修諸家譜)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報