丹後国分寺跡(読み)たんごこくぶんじあと

国指定史跡ガイドの解説

たんごこくぶんじあと【丹後国分寺跡】


京都府宮津市国分にある寺院跡。丹後半島の東南、成相山(なりあいさん)から南へなだらかに下る扇状地に所在する。現在の真言宗国分寺境内には、金堂跡、塔跡、中門跡などの礎石や基壇が残り、奈良時代の瓦が出土し、往時の国分寺の様子が想定できることなどから、1930年(昭和5)に国の史跡に指定された。正確な創建年代は不明だが、8世紀末には建立されていたものと推定される。金堂跡には35個、塔跡には16個、中門跡には2個の礎石が残るが、中門の礎石以外は粗雑なもので、火災を受けた痕(あと)があることから、創建当初のものではなく、1334年(建武1)に再建されたときのものと考えられている。現在、国分寺跡一帯は整備が行われ公開されている。北側に隣接して京都府立丹後郷土資料館があり、出土瓦の一部と関係資料を展示している。北近畿タンゴ鉄道宮津線岩滝口駅から丹海交通バス「丹後資料館前」下車、徒歩約5分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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