コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

丹後半島 たんごはんとう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

丹後半島
たんごはんとう

京都府北端,若狭湾の西をかぎる半島与謝半島ともいう。基部北近畿タンゴ鉄道宮津線が通る地溝があるほかは山地が大半。沿岸では漁業が行なわれるが,近年は丹後縮緬機業が普及。冬の風雪が厳しく,山間部では人口流出が問題となっている。沿岸部では東の基部にある国の特別名勝天橋立海食崖などの自然美に恵まれ,また丹後半島一周道路(国道178号線)の開通によって観光開発が進んだ。丹後天橋立大江山国定公園山陰海岸国立公園に属する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

たんごはんとう【丹後半島】

京都府北西部にある,日本海に向かって北東方向に突き出た半島。奥丹後半島あるいは与謝(よさ)半島ともいう。若狭湾の西側に位置し,南西部は丹後山地に接する。先端は高さ144m,光達距離29カイリの灯台がある経ヶ岬(きようがみさき)。半島のほぼ全体が地塁性の隆起準平原で,標高500~600mが浸食基準面となっている。最高所は大鼓山の683m。半島の付け根は,竹野郡網野町網野付近から南東方向にのびる郷村(ごうむら)断層と,これにほぼ直交する形で宮津湾から南西方向へのびる山田断層とによって分断されている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

たんごはんとう【丹後半島】

京都府北端、日本海に突出する半島。ほぼ全域が隆起準平原。奥丹後半島。与謝よさ半島。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本の地名がわかる事典の解説

〔京都府〕丹後半島(たんごはんとう)


京都府北西部、日本海に突き出た半島。若狭(わかさ)湾の西を限り、丹後山地北部を占める。長さ約30km、幅約20km。与謝(よさ)半島・奥丹後(おくたんご)半島とも。大部分が隆起準平原で、昭和初期の奥丹後地震による断層が各所に露出。平坦(へいたん)地は河谷に限られ、過疎・廃村問題が深刻化。海岸線は急峻(きゅうしゅん)な断層崖(だんそうがい)を刻む。若狭湾沿岸ではブリ定置網漁が盛ん。伊根(いね)港は船屋とよばれる独特の家屋で名高い。内陸部は縮緬(ちりめん)の特産地。半島一周道路が通じ、天橋立(あまのはしだて)や経ヶ(きょうが)岬などの景勝がある。西岸は山陰海岸国立公園、東岸は丹後天橋立大江山国定公園に属する。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

丹後半島
たんごはんとう

京都府北西部、日本海に向かって塊状に突出する半島。奥丹後半島、与謝(よさ)半島ともいう。北東端の経(きょう)ヶ岬には76万燭光(しょっこう)の経ヶ岬灯台がある。半島はおもに花崗(かこう)岩と第三紀層からなり、また北東―南西、北西―南東に走る断層が交差し、地殻運動の激しかったことを示している。1927年(昭和2)には北丹後地震が発生し、大きな被害を受けた。一般に山がちで平地に乏しく、冬は積雪が多く、交通も不便なので、奥地では過疎化が著しく、すでに廃村となった集落もある。しかし冬の余剰労働力を利用して、古くから半島全域で農家の副業として機業が盛んであり、京丹後市の峰山(みねやま)町、網野(あみの)町を中心に丹後縮緬(ちりめん)の産地として知られる。海岸は懸崖(けんがい)をなし、冬の季節風によって漁業も阻まれるが、若狭(わかさ)湾に面する伊根(いね)はブリの好漁場をなし、半島随一の漁港。1962年(昭和37)丹後半島を一周する道路が開通し、風景美に恵まれた観光資源の開発が望まれている。海岸一帯は丹後天橋立大江山(たんごあまのはしだておおえやま)国定公園の一部となっている。[織田武雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

丹後半島の関連キーワード丹後半島・高嶋海水浴場&オートキャンプ場京都府京丹後市弥栄町野中スイス村スキーリゾート丹後森林公園スイス村京丹後[市]夕日ヶ浦の塩網野〈町〉京たんご梨伊根[町]弥栄〈町〉加悦〈町〉郷村断層帯丹後[町]久美浜温泉大宮〈町〉丹後〈町〉峰山〈町〉大宮[町]北丹後地震峰山盆地

丹後半島の関連情報