主公(読み)シュコウ

デジタル大辞泉 「主公」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐こう【主公】

主人。また、主君
「―の言真に然るや」〈織田訳・花柳春話
物語などの主人公
「滑稽の小説には是等の種類の―を用いて」〈逍遥小説神髄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「主公」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐こう【主公】

  1. 〘 名詞 〙
  2. きみ。主君。
    1. [初出の実例]「主公外優裕而内猜吝」(出典:日本外史(1827)一五)
  3. だんな。主人。しゅう。
    1. [初出の実例]「主公(シュコウ)の言(こと)真に然るや」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二八)
  4. 物語などの中心人物。主人公。
    1. [初出の実例]「わが国の小説には主公(シュコウ)と主公(シュコウ)ならざるものとの区別判然せざるも多し」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「主公」の読み・字形・画数・意味

【主公】しゆこう

主人。

字通「主」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android