主要事実・間接事実(読み)しゅようじじつかんせつじじつ

世界大百科事典 第2版の解説

しゅようじじつかんせつじじつ【主要事実・間接事実】

主要事実とは,民事訴訟では,権利の発生・変更・消滅というような法律効果を規定する法規の構成要件に該当する事実(直接事実ともいう)をさし,刑事訴訟では,公訴の理由の有無を基礎づける事実,換言すれば刑罰権根拠および範囲を定める事実(犯罪事実ともいう)をさす。 間接事実とは,いずれの場合にも,主要事実の存否を経験上推認させる事実をいう。徴憑(ちようひよう)ともいう。たとえば,民事の貸金返還請求訴訟では,被告原告から金銭を受け取ったという事実とその際返還の合意をしたという事実が主要事実であり,そのころ被告は金に困っていたとか原告は貸与するため銀行で預金をおろしたという事実は間接事実である。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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