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久米の仙人 くめのせんにん

百科事典マイペディアの解説

久米の仙人【くめのせんにん】

伝説の仙人。天平年間,大和国吉野郡竜門寺で飛行術を学んだが,吉野川で洗濯する女の白いはぎを見て欲心を起こし,通力を失って墜落。のち高市遷都の際,潔斎して力を回復,巨材を運んだので天皇から免田30町を賜り,久米寺を開いたという。
→関連項目久米寺

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世界大百科事典 第2版の解説

くめのせんにん【久米の仙人】

古代に伝承された仙人。《今昔物語集》巻十一によれば,昔,大和の国吉野に竜門寺という寺があり,安曇あずみ)と久米の2人が仙術を修行していた。久米が飛行の術をえて空を飛び渡るとき,吉野川の岸で若い女が洗濯をしており,その白い〈はぎ〉を目にしたため彼は通力を失って落ちてしまう。久米はこの女を妻にし俗人として暮らしていたが,新都造営の人夫となり働くうち元仙人ということが伝わり,仙力で材木を空から運ぶよう命じられる。

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