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乳房再建術 ニュウボウサイケンジュツ

デジタル大辞泉の解説

にゅうぼうさいけん‐じゅつ〔ニユウバウサイケン‐〕【乳房再建術】

再建手術

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

乳房再建術
にゅうぼうさいけんじゅつ

乳癌(がん)患者が根治手術で乳房を切除後、自家組織を移植したり、人工乳房などによって乳房の形態を外科的に形成したりすること。乳房再建手術ともいう。乳房切除術と同時に行う同時再建術以外に、切除術後少し期間をおいてから行う場合もある。
 自己の組織を移植する自家移植の方法としては、一般に広背筋皮弁(LDMC)または腹直筋皮弁(RAMC)などの皮弁を用いるが、手術用顕微鏡下で細い微小な血管吻合(ふんごう)を行うマイクロサージェリーの技術を使って、遊離皮膚・皮下脂肪弁を血管柄(へい)付きのまま移植する方法もある。人工物としてはティッシュエキスパンダーあるいは組織拡張器とよばれるバッグが用いられる。これを乳房の底面にある大胸筋の裏から挿入し、このバッグに少量ずつ生理的食塩水を注入してふくらませながら徐々に皮膚を伸展させ、時期をみて人工乳房と入れ替え、その後、乳輪および乳頭の形成術を行う。人工乳房にはシリコーンバッグが用いられることが多い。人工乳房は日本では2013年(平成25)7月から保険適用となり、公的医療保険でまかなわれるようになった。一般に乳房再建術は狭義の乳房形成手術と同じ意味で使われるが、広義の乳房形成手術は、豊胸術あるいは乳房肥大や下垂乳房および陥没乳頭に対する形成術なども含めて用いる。[編集部]

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