死んだ細胞の細胞壁の吸湿または乾燥によっておこる純物理的運動。膨潤運動(ぼうじゅんうんどう)ともいう。莢(さや)や蒴(さく)などの果実が列開する場合とか、スギナ胞子の弾糸(だんし)の運動、野生エンバク種子の芒(のぎ)のねじれ運動などがこれである。吸湿による膨潤や乾燥による収縮の方向は、細胞壁を構成するセルロース・ミセル(セルロースを構成する微結晶粒子)の配列状態で決められる。すなわち、伸縮は各ミセルの軸に対して直角の方向におこる。したがって、たとえばマメ科植物の莢では繊維細胞の細胞壁ミセルは斜めに配列し、外表皮のものは縦に配列しているため、収縮に際してねじれを生じる。
[勝見允行]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
七種とも書く。春の七草と秋の七草とがある。春の七草は「芹(セリ),薺(ナズナ),御形(おぎょう,ごぎょう。ハハコグサ),はこべら(ハコベ),仏座(ほとけのざ。現在のコオニタビラコ),菘(すずな。カブ)...