20世紀日本人名事典 「二反長半」の解説
二反長 半
ニタンオサ ナカバ
昭和期の小説家,児童文学作家
- 生年
- 明治40(1907)年11月20日
- 没年
- 昭和52(1977)年7月5日
- 出生地
- 大阪府茨木市
- 学歴〔年〕
- 法政大学高等師範部国漢科〔昭和7年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 小学館文化賞(第2回)〔昭和28年〕「子牛の仲間」,児童文化功労者(第29回)〔平成1年〕
- 経歴
- 女学校教師をつとめていたが、昭和9年上京し「星座」同人となって児童文学を執筆。14年少年文芸懇話会を結成し「少年文学」を創刊。16年「桜の国の少年」を刊行。以後も児童文学作家として幅広く活躍し、「大地に立つ子」「自転車と犬」「子牛の仲間」「うかれバイオリン」や評論集「児童文学の展望」などの著書がある。また、実父で阿片王として知られた二反長音蔵の伝記「戦争と日本阿片史 阿片王二反長音蔵の生涯」もある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報