デジタル大辞泉
「二名法」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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にめい‐ほう‥ハフ【二名法】
- 〘 名詞 〙 生物の分類の基本になる種に対して、属名と種名の二語を並べる学名表記の方式をいう。現在の学名はこの方式を採っている。たとえば、スギナの学名の Equisetum arvense の前者が属名、後者が種名で、この二語によりスギナという種を正しく示すことができる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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二名法
にめいほう
binominal nomenclature
複名法ともいう。生物分類の正式命名法で,種の学名をつける場合に,ラテン語でその属の名と種の名とを組合せて表わす。この方式は,1620年に G.ボアンが約 6000種に及ぶ植物の記載をした際にも用いたものであるが,C.リンネが『自然の体系』 Systema Naturae (1735) を著わしたときに本格的に採用し,それが今日にいたっている (今日基準とするのは 1758年の第 10版である) 。ただし亜種名などは種名のあとに続けるので,この場合には三名法のような感じになる (たとえば,ネアンデルタール人は Homo sapiens neanderthalensis) 。また詳しくは,学名のあとに命名者,命名年号を記すが,これは通常,略される。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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