二杯酢(読み)にはいず

精選版 日本国語大辞典 「二杯酢」の意味・読み・例文・類語

にはい‐ず【二杯酢】

〘名〙 加減酢一種。酢と醤油(しょうゆ)、または酢と塩の二種を合わせた甘味のない酢で、主として魚のなますや酢あえに用いる。〔料理早指南(1801‐04)〕

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デジタル大辞泉 「二杯酢」の意味・読み・例文・類語

にはい‐ず【二杯酢】

醤油またはを適宜加えた合わせ酢。だしを加えることもある。魚や貝の酢の物鍋料理に用いる。→三杯酢
[類語]食酢生酢きず木酢きずポン酢ポンス三杯酢梅酢酢醤油酢味噌ビネガーバルサミコ酢

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「二杯酢」の解説

にはいず【二杯酢】

合わせ酢の一種で、酢としょうゆを合わせたもの。しょうゆではなく塩を用いることもある。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の二杯酢の言及

【酢の物】より

…合せ酢は,材料の持味を生かすために酢と塩を合わせるのが基本となるが,糖分を加えることもある。二杯酢は酢としょうゆを容量で1:1,三杯酢は酢としょうゆと砂糖を1:1:1/2,甘酢はこの割合を3:1:3にするものが標準であるが,いずれもそれだけでは味が濃すぎるので出汁で割って使うことが多い。貝類は甘みのないさっぱりした酸味がおいしいので二杯酢がよく,魚類はやや甘みのある三杯酢を用いる場合もある。…

※「二杯酢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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