二藍(読み)ふたあい

  • ふたあい ‥あゐ
  • ふたあい〔あゐ〕

色名がわかる辞典の解説

色名の一つ。二種類のあいを用いて染めたみがかった薄いのこと。一つは一般的な藍染のアイでタデ科の一年草。もう一つはキク科ベニバナ。ベニバナを用いたべには「くれない」とも読むが、これは中国の呉の国から伝えられた「呉藍くれあい」を意味している。このことから、アイとベニバナによる染色の色を二藍という。平安時代から使われてきた伝統色名。語感がよいせいか、店の名前などによく用いられる。

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大辞林 第三版の解説

染め色の名。紅花で染めた上から重ねて藍で染めた色。青みがかった赤紫。二つ色。ふたい。
かさねの色目の名。表は赤みの紺、裏は縹はなだに糊のりを引く。四〇歳まで着用。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 染色の名。紅花で染めた上に藍を重ねて染めた色。紅花と藍の比率は若年ほど藍を淡く、壮年ほど紅を淡くするので、その色はさまざまである。二重(ふたえ)。ふたついろ。ふたい。
※落窪(10C後)二「ふたあゐの織物の袿」
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「うなゐは、あをいろ・ふたあひ、かさねてきたり」

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