二重生活(読み)ニジュウセイカツ

デジタル大辞泉 「二重生活」の意味・読み・例文・類語

にじゅう‐せいかつ〔ニヂユウセイクワツ〕【二重生活】

同一人が性質の異なる二つ生活を営むこと。「医者と物書きの二重生活
一つ家族の構成員が何かの事情で、別々に生活すること。
[補説]書名別項。→二重生活

にじゅうせいかつ【二重生活】[書名]

原題、〈ドイツDoppelleben》ドイツの詩人ベン自伝。1950年刊。

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精選版 日本国語大辞典 「二重生活」の意味・読み・例文・類語

にじゅう‐せいかつニヂュウセイクヮツ【二重生活】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 同一人が、職業風俗習慣などの外見が著しく異なる二つの生活を営むこと。また、一人が二つの生活の場を持つこと。〔や、此は便利だ(1914)〕
  3. 和洋両様の生活様式をとり入れた生活。
    1. [初出の実例]「和服と洋服の二重生活を解決するような新様式が考案されているのかとおもったら」(出典:第2ブラリひょうたん(1950)〈高田保〉絹代の勇気)
  4. 家族の構成員が何らかの事情によって別々のところで生活すること。

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デジタル大辞泉プラス 「二重生活」の解説

二重生活〔映画〕

1947年製作のアメリカ映画。原題《A Double Life》。監督ジョージ・キューカー出演:ロナルド・コールマン、シェリー・ウィンタース。第20回米国アカデミー賞主演男優賞(ロナルド・コールマン)、劇・喜劇映画音楽賞受賞。

二重生活〔小説〕

折原一と新津きよみの共作による長編ミステリー。1996年刊行。

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