精選版 日本国語大辞典 「五美」の意味・読み・例文・類語
ご‐び【五美】
〘名〙
① 「論語‐堯曰」に説かれている、為政者のとるべき五つの美徳。人民に恩恵を施すが富を浪費しないこと、労役に使って怨まれないこと、貪欲でないこと、物に動じることがなく高ぶらないこと、暴力を振るわずに威厳を保つことの五つ。
※本朝文粋(1060頃)二・停九日宴十月行詔〈大江朝綱〉「宜下開二良燕於十月之首一。以翫中余芳於五美之叢上」
② 菊にそなわっているという五つの美徳。
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