亜寒帯低圧帯(読み)アカンタイテイアツタイ

デジタル大辞泉 「亜寒帯低圧帯」の意味・読み・例文・類語

あかんたい‐ていあつたい【亜寒帯低圧帯】

大気大循環で亜寒帯の上昇気流がある地域。亜熱帯高圧帯の極側に位置し、ほぼ定常的に低気圧が存在する。北半球ではアリューシャン低気圧、アイスランド低気圧が属し、南半球では大陸の影響が少なく、帯状になる。高緯度低圧帯。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「亜寒帯低圧帯」の意味・わかりやすい解説

亜寒帯低圧帯
あかんたいていあつたい
subpolar low pressure belt

緯度およそ 50°~70°の間に位置し,南の偏西風帯と北の寒帯偏東風帯の中間にある低圧帯。ここでは気流が収束し,雲や降水が発生しやすい。この低圧帯は季節によって移動し,夏は極地方に冬は赤道地方に近づく。南半球の亜寒帯低圧帯は大陸の影響が少ないためほぼ帯状に地球を取り巻くが,北半球では大陸と海岸の分布により,アリューシャン低気圧やアイスランド低気圧に分離され,その間にシベリア高気圧や,カナダ高気圧が存在する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「亜寒帯低圧帯」の意味・わかりやすい解説

亜寒帯低圧帯
あかんたいていあつたい

月平均規模以上の平均地上気圧分布図において、亜熱帯高圧帯の極側に現れる気圧の低い区域。亜寒帯低圧域ともいう。北半球では、太平洋のアリューシャン海域のアリューシャン低気圧、大西洋のアイスランド海域のアイスランド低気圧とよばれるものがこれに相当し、冬の期間にもっともはっきりする。その圏内では天気が悪く、風が強い。冬、日本付近を通る低気圧は、発達しながら北東に進み、アリューシャン方面に到着してから衰弱する。アリューシャン低気圧は、極東を通過する低気圧の墓場で、それが平均状態で低圧域となっている。

[平塚和夫]

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