交点月(読み)コウテンゲツ(その他表記)nodical month
draconic month

デジタル大辞泉 「交点月」の意味・読み・例文・類語

こうてん‐げつ〔カウテン‐〕【交点月】

月が昇交点または降交点を通過してから再び通過するまでの時間恒星月より短く、27.212221日。

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精選版 日本国語大辞典 「交点月」の意味・読み・例文・類語

こうてん‐げつカウテン‥【交点月】

  1. 〘 名詞 〙 月の見かけの位置が、一つ交点を出発して天球一周し、もとの交点に戻るまでの時間。紀元二〇〇〇年一月一・五日黄道春分点に準拠した値は二七・二一二二二一日。こうてんづき。

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改訂新版 世界大百科事典 「交点月」の意味・わかりやすい解説

交点月 (こうてんげつ)
nodical month
draconic month

地球のまわりの月の公転運動において,月がその軌道上の昇交点(月が黄道面を南から北に横切る場所)を出発し,軌道を一周して再び昇交点に戻るまでの時間間隔をいう。27.2122200日,あるいは27日5時間5分35.81秒である。月に働く太陽摂動によって,月の昇交点は6793.460日で地球を一周する周期で後退するために,交点月は恒星月より約2時間半ほど短い
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百科事典マイペディア 「交点月」の意味・わかりやすい解説

交点月【こうてんげつ】

月が黄道に対する昇交点を通過してから次にまた通過するまでの時間。27.212220日。月の昇交点は約18.6年で地球を1周する周期で後退するので,交点月は近点月恒星月より短い。
→関連項目月(時間)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「交点月」の意味・わかりやすい解説

交点月
こうてんげつ
nodical month

黄道白道交点 (昇交点) を通った月が再び交点へ戻ってくる時間。交点は約 19年の周期で逆行するので,1交点月は恒星月回帰月よりも短く,27日5時間5分 36秒である。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「交点月」の意味・わかりやすい解説

交点月
こうてんげつ

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