出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…〈きょうせん〉〈南京銭〉ともいい,中国の南京付近で私鋳されたものを模倣して,室町時代に日本でつくられたもっとも粗悪な銭貨である。ほとんど模様・文字などなく,〈うちひらめ〉(打平),かけ銭などとともに,室町・戦国時代の撰銭(えりぜに)令で流通禁止の対象となったり,あるいは10分の1程度の価値の小額貨幣として使用された。…
…ついで760年(天平宝字4)発行の金貨開基勝宝は1枚をもって同年発行の太平元宝(銀貨)10枚,また太平元宝1枚は同年発行の万年通宝(銅貨)10枚に相当するという交換割合が規定された。江戸時代に入って,幕府は1608年(慶長13)12月,永楽銭1貫文=鐚銭(びたせん)4貫文=金1両とし,翌年には金銀銭貨の比価を金1両=銀50匁=永楽銭1貫文=京銭(鐚銭と同義語)4貫文とした。1700年(元禄13)11月には金1両=銀60匁=銭4貫文と改定され,これが幕府の法定相場として幕末まで維持された。…
※「京銭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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