今世(読み)コンセイ

精選版 日本国語大辞典 「今世」の意味・読み・例文・類語

こん‐ぜ【今世】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「こんせ」とも ) 仏語。今の世。後世(ごせ)・来世(らいせ)に対し、今のこの世をさす。現世(げんせ)
    1. [初出の実例]「豈非今世君美、便是当来讚仏詞」(出典本朝麗藻(1010か)下・近来播州書写山中〈具平親王〉)
    2. [その他の文献]〔大集経‐一六〕

こん‐せい【今世】

  1. 〘 名詞 〙 今の世。現代。今代。
    1. [初出の実例]「大外記師遠諸道兼学者歟、今世尤物也」(出典:江談抄(1111頃)二)
    2. [その他の文献]〔韓非子‐外儲左上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「今世」の読み・字形・画数・意味

【今世】きんせい・こんせい

今の世。現代。唐・韓〔田横の墓を祭る文〕事、百世を曠(むな)しうして、相ひ感ずるり。余(われ)は自ら其の何の心なるを知らず。今世の稀とする(尚ぶ)に非ず。孰爲(なんす)れぞ、余をして歔欷(きよき)(すすり泣き)して禁ずべからざらしむ。

字通「今」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む