今世(読み)コンセイ

デジタル大辞泉 「今世」の意味・読み・例文・類語

こん‐せい【今世】

こんせ(今世)」に同じ。
「―の人にても碁将棋に凝る者が睡眠の中に妙手を案じ出すことあり」〈福沢福翁百話

こん‐せ【今世】

《「こんぜ」とも》今のこの世。現世げんせこんせい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「今世」の意味・読み・例文・類語

こん‐ぜ【今世】

〘名〙 (「こんせ」とも) 仏語。今の世。後世(ごせ)・来世(らいせ)に対し、今のこの世をさす。現世(げんせ)
本朝麗藻(1010か)下・近来播州書写山中〈具平親王〉「豈非今世君美、便是当来讚仏詞」 〔大集経一六

こん‐せい【今世】

〘名〙 今の世。現代。今代。
江談抄(1111頃)二「大外記師遠諸道兼学者歟、今世尤物也」 〔韓非子‐外儲左上〕

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普及版 字通 「今世」の読み・字形・画数・意味

【今世】きんせい・こんせい

今の世。現代。唐・韓〔田横の墓を祭る文〕事、百世を曠(むな)しうして、相ひ感ずるり。余(われ)は自ら其の何の心なるを知らず。今世の稀とする(尚ぶ)に非ず。孰爲(なんす)れぞ、余をして歔欷(きよき)(すすり泣き)して禁ずべからざらしむ。

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