今八幡宮
いまはちまんぐう
[現在地名]山口市大字上宇野令
七ッ尾山の南麓、山口町に続く平地に鎮座する。祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功皇后・玉依姫・宇治皇子。旧郷社。
社伝によれば、初め宇治皇子一座を祀り、今八幡宮と称したが、文明三年(一四七一)大内政弘が、朝倉の地にあった朝倉八幡宮を今八幡宮内に移して合祀、一社として今八幡宮と称したという。弘安(一二七八―八八)頃の大内弘成の女に今八幡殿という名がみえるから、古社であることが知られる。現大字大内御堀の氷上山興隆寺に所蔵する「周防国山口今八幡御遷宮注文」の裏書に「正御判者福成寺江被申上候畢、文亀三年癸亥三月六日ニ御判出畢、当別当法印源孝代云々」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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