今別(読み)イマベツ

デジタル大辞泉 「今別」の意味・読み・例文・類語

いまべつ【今別】

青森県東津軽郡地名津軽半島北端にあり、コンブ・イカ漁が行われる。

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精選版 日本国語大辞典 「今別」の意味・読み・例文・類語

いまべつ【今別】

  1. 青森県津軽半島の三厩(みんまや)湾に面する地名。旧松前街道の一駅。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「今別」の意味・わかりやすい解説

今別(町)
いまべつ

青森県北西部、東津軽郡、津軽半島北端にある町。津軽海峡に臨む。1955年(昭和30)今別村と一本木村が合併して町制施行。JR北海道新幹線、津軽線、国道280号が通じる。背後ヒバの美林地帯で、藩政時代には木材の積出し港として栄えた。かつてはコンブ、ワカメ、ニシン漁が盛んだったが、最近はコンブの生産が不振で、養殖漁業が主となっている。奇石が林立する袰月海岸(ほろづきかいがん)は津軽国定公園の一部で、釣り、海水浴キャンプでにぎわう。面積125.27平方キロメートル、人口2334(2020)。

横山 弘]


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改訂新版 世界大百科事典 「今別」の意味・わかりやすい解説

今別[町] (いまべつ)

青森県北西部,東津軽郡の町。人口3217(2010)。津軽半島北岸にあり,津軽海峡に面する。津軽山地が海岸に迫り,町域の85%を山林が占め,ヒバ林が多い。中心の今別は蟹田と並んで津軽藩のヒバ材積出港であり,奉行所がおかれた。今別川下流の沖積地には水田もあるが,気候はあまり適さず,近年は花卉栽培も行われる。丘陵を利用して畜産も盛んで,山崎には町営放牧場がある。今別,大泊,袰月(ほろづき)などの漁港があり,イカ,コンブ,ワカメなどの沿岸漁業が行われ,ウニの養殖も盛ん。1958年に国鉄(現JR)津軽線が三厩(みんまや)まで延長され,また88年3月開通の青函トンネル本州側坑口が浜名にあり,津軽海峡線が通じる。津軽国定公園の袰月海岸は海食地形が発達し,海水浴,キャンプに適する。浄土宗の古刹(こさつ)本覚寺がある。
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百科事典マイペディア 「今別」の意味・わかりやすい解説

今別[町]【いまべつ】

青森県東津軽郡,津軽半島北部の町。津軽海峡に面する。農業では観賞菊づくりが盛ん。ホタテの養殖などの漁業,畜産業も行う。東日本大震災で,町内において被害が発生。海峡線が通じ津軽今別駅があったが,2016年3月の北海道新幹線開業に伴って改築が行われ〈奥津軽いまべつ駅〉となり,町内に新たな新幹線停車駅が誕生している。125.27km2。3217人(2010)。

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