ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「企業勃興」の意味・わかりやすい解説
企業勃興
きぎょうぼっこう
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
近代史上は明治中期の2度の会社企業の勃興をいう。銀兌換制が確立して貨幣価格が安定し金利が低下すると,株式取引が活発になり,1886~89年(明治19~22)に鉄道・紡績などで会社設立熱が生じたが,89年夏以降の恐慌(明治23年恐慌)で沈静化した。日清戦後の95年半ばから日本銀行が積極的貸出方針をとったのを契機に,銀行・鉄道・紡績などで第2次企業勃興が生じたが,日清戦後第1次恐慌(1897~98)で沈静化した。2度の企業勃興を通じて多くの株式会社がうまれ,会社払込資本金は通貨流通高を上回るに至った。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...