デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊達林右衛門」の解説
伊達林右衛門(3代) だて-りんえもん
初代の子あるいは孫ともいう。天保(てんぽう)13年8代栖原(すはら)角兵衛と蝦夷(えぞ)地(北海道)択捉(えとろふ)島の場所請負人となる。また浜益,増毛(ましけ)の漁場をひらいた。安政元年初代以来の功により永世松前藩士に列し,勘定奉行となり,翁記を名のった。明治5年1月15日死去。
伊達林右衛門(初代) だて-りんえもん
蝦夷(えぞ)地(北海道)にわたり,江戸との間で産物の輸送をはじめ,寛政5年松前に伊達屋をひらく。場所請負人となり,文化7年7代栖原(すはら)角兵衛と樺太(からふと)漁場をひらいた。天保(てんぽう)8年2月15日死去。陸奥(むつ)伊達郡(福島県)出身。本姓は佐藤。前名は藤吉。