伏柴(読み)ふししば

精選版 日本国語大辞典 「伏柴」の意味・読み・例文・類語

ふし‐しば【伏柴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. しば(柴)」のこと。
    1. [初出の実例]「かかる歎きに蒼柴(フシシバ)の蒼(ふし)にはあらで紅葉鮒」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)後)
  3. 植物まこも(真菰)」の異名。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「ふししはに宿れるほやのをのれのみときはかきはに物をこそ思へ」(出典:散木奇歌集(1128頃)雑上)
  4. ふしづけ(柴漬)日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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