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会理 えり

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

会理
えり

[生]仁寿2(852)
[没]承平5(935).12.27.
東大寺教王護国寺などで活躍した密教僧で,彫刻,絵画をよくしたと伝えられる。宗叡の血脈を受け,延長6 (928) 年に権律師,翌年教王護国寺別当,承平5 (935) 年権少僧都に任じられた。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

会理 えり

852-936* 平安時代前期-中期の僧。
仁寿(にんじゅ)2年生まれ。真言宗。宗叡(しゅえい),聖宝(しょうぼう),禅念らに師事。延長6年東寺二長者,承平(じょうへい)5年権少僧都(ごんのしょうそうず)。東寺の千手観音像,醍醐(だいご)寺の薬師三尊像,東大寺大仏殿の柱絵,東寺の祖師画像など,おおくの仏像,仏画を制作した。承平5年12月24日死去。84歳。

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朝日日本歴史人物事典の解説

会理

没年:承平5.12.24(936.1.20)
生年:仁寿2(852)
平安初期の真言宗の僧で美術に秀でた人物。宗叡,聖宝に師事して密教を修学。延長6(928)年東寺二長者に就任。最高位は権少僧都。霊力に優れ醍醐天皇の病気平癒に密教修法の孔雀経法を修したという。密教の造形美術重視の姿勢が生んだ逸材で,絵画彫刻に卓越した手腕を発揮し,東寺食堂千手観音像をはじめ各地の造像に活躍した。

(正木晃)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

会理
えり
(852―935)

平安時代の真言宗の僧。出身地、姓氏は不詳。宗叡(しゅうえい)、聖宝(しょうぼう)、禅念(ぜんねん)などに真言を学び、915年(延喜15)に東寺(教王護国寺)凡僧(ぼんそう)別当、928年(延長6)に東寺二長者(にのちょうじゃ)に進み、翌年東寺別当に任じられた。絵画、彫刻に秀でていたことで名高く、877年(元慶1)東寺の千手観音像(せんじゅかんのんぞう)造立(一説に聖宝作。国指定重要文化財)、907年東大寺の毘沙門天(びしゃもんてん)と持国天(じこくてん)の修理を行った。そのほか、東寺五重塔の建立、承平(じょうへい)年中(931~938)には50人余の仏師を指導して東大寺講堂の千手観音、虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)、地蔵菩薩の造立、同寺大仏殿の柱の絵、比叡山(ひえいざん)常行三昧堂(じょうぎょうさんまいどう)の阿弥陀如来像(あみだにょらいぞう)、東寺灌頂院(かんじょういん)の祖師像などをつくり、平安初期の造像、絵画制作に大活躍した。承平5年12月24日、権少僧都(ごんのしょうそうず)として寂した。84歳。[平井宥慶]

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世界大百科事典内の会理の言及

【仏師】より

…また荘厳具(しようごんぐ)の製作に当たる工人は餝(かざり)仏師と呼ばれた。平安初期には官営工房から流れ出た工人の系統とは別に,純粋の僧侶で彫刻をよくする会理(えり)(852‐935)のような人物も現れるが,その後は寺院所属の仏師が活躍する。彼らはほとんどが僧とか法師,阿弥といった名称を仏師という肩書に併せ付し,〈仏師僧〉というように用いて,仏師ということと同時に僧という籍が重んじられ,実生活でも僧であったと思われる。…

【平安時代美術】より

…それはまず密教の教義が造形表現をかりなければ相伝しがたいといわれ,造形美術を著しく発展せしめたためであり,製作側からみると,従来の専門工人に加えて,教義に詳しくまた造形表現も可能な僧籍の人たちの出現をうながしたことにもよるであろう。10世紀初頭の醍醐寺の薬師三尊像は当代の名僧聖宝(しようぼう)と,その弟子で仏師である会理(えり)による造像であることが知られる。また952年(天暦6)同寺に建立された五重塔の初層を飾る極彩色の板絵には,両界曼荼羅の諸尊をはじめ,前述の七祖に空海を加えた真言八祖像などが描かれている。…

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