会社ごろ(読み)カイシャゴロ

デジタル大辞泉 「会社ごろ」の意味・読み・例文・類語

かいしゃ‐ごろ〔クワイシヤ‐〕【会社ごろ】

《「ごろ」は「ごろつき」の略》
会社を設立するともちかけて、資金などをだまし取ることを常習にしている者。
会社の不正や役員の醜聞などを種に、会社をおどして金品をまきあげることを常習にしている者。

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精選版 日本国語大辞典 「会社ごろ」の意味・読み・例文・類語

かいしゃ‐ごろクヮイシャ‥【会社ごろ】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ごろ」は「ごろつき」の略 )
  2. 新会社を作るかのようにいつわり、巧みな弁舌資本家に投資させて私利を図る者。会社屋。〔模範新語通語大辞典(1919)〕
  3. 会社や、その重役などの弱点、または中傷的な材料もとに脅迫し、金品などをゆすり取ることを常習としている者。また、少しの株を持ち、株主総会でいやがらせの質問をし、妥協するとき金をせしめることを常習とする者。会社荒し。〔新しき用語の泉(1921)〕
    1. [初出の実例]「その二人づれは、政党の下っぱか、いはゆる会社ゴロといふやうな人種以上には見えなかった」(出典:妖虫(1933‐34)〈江戸川乱歩〉)

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