伝法灌頂(読み)デンポウカンジョウ

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精選版 日本国語大辞典 「伝法灌頂」の意味・読み・例文・類語

でんぼう‐かんじょうデンボフクヮンヂャウ【伝法灌頂】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。真言密教で、密法を修行したすぐれた行者に対して、阿闍梨の位をつぐことを許すための灌頂。授職灌頂。伝教灌頂。
    1. [初出の実例]「受二灌頂一。〈略〉至二会昌元年一。受二伝法灌頂一」(出典:類聚三代格‐二・嘉祥元年(848)六月一五日)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「伝法灌頂」の意味・わかりやすい解説

伝法灌頂
でんぽうかんじょう

密教で師匠の位を得ようとする者に対して,大日如来の秘法を特定の作法によって授ける儀式。阿闍梨 (あじゃり) 灌頂,受職 (じゅしき) 灌頂ともいう。如来の五智を象徴する水を師匠が弟子の頂に注いで,仏の位を継承させることを示す儀式。元来,インドで国王の即位や,立太子のときに行なった儀式であったのを大乗仏教が取入れたものである。

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世界大百科事典(旧版)内の伝法灌頂の言及

【灌頂】より

…これによって弟子の資格を得るので弟子位の灌頂ともいう。(3)伝法(でんぼう)灌頂 密教の最奥の秘法を伝授するために行われるもの。四度加行(しどけぎよう)を満了した者に限られる。…

【伝法】より

…一種の通過儀礼であるが,近代ではこれが形式化している。密教では加行と授戒を経て,伝法灌頂(でんぼうかんぢよう)を受けることができる。これによって阿闍梨(あじやり)となり,次の受者に伝法することができるようになる。…

※「伝法灌頂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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