デジタル大辞泉 「住着く」の意味・読み・例文・類語 すみ‐つ・く【住(み)着く】 [動カ五(四)]1 住まいが定まって落ち着く。「ここに―・いて八年になる」「のら猫が―・く」2 夫婦関係が定まる。「所につけたるよすがども出てきて―・きにたり」〈源・玉鬘〉[類語](1)住む・住まう・暮らす・住じゅうする・寓ぐうする・居着く・居住する・在住する・現住する・定住する・安住する・永住する・常住する・転住する・移住する・先住・卜居ぼっきょする・居を構える 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「住着く」の意味・読み・例文・類語 すみ‐つ・く【住着・住付】 [ 1 ] 〘 自動詞 カ行五(四) 〙① 住居が定まって落ち着く。すみかとして長く住む。定住する。居着く。[初出の実例]「やどなりしむかしの人はなけれどもすみつく水のたえぬをぞみる」(出典:書陵部本恵慶集(985‐987頃))「十九歳の私が、寺に生れ、寺に住みついてゐなかったら」(出典:異形の者(1950)〈武田泰淳〉)② 夫婦になって落ち着く。夫婦関係が定まる。住み果つ。[初出の実例]「女どもも、男どもも、ところにつけたるよすがとも出できて、すみつきにたり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)玉鬘)[ 2 ] 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 長く住んでなじんでいる。[初出の実例]「小人は土地を安じて住つけた所を執心する也」(出典:応永本論語抄(1420)里仁第四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例