デジタル大辞泉 「住する」の意味・読み・例文・類語 じゅう・する〔ヂユウする〕【住する】 [動サ変][文]ぢゅう・す[サ変]1 住まう。住む。「辺土に―・する」2 ある状態に長くとどまる。「無法に―・して放逸ほういつ無慚むざん無理無体に暴あれ立て」〈露伴・五重塔〉3 執着する。かかずらう。「思はずも欲心に―・す」〈曽我・六〉[類語]住む・住まう・住み着く・暮らす・寓ぐうする・居着く・居住する・在住する・現住する・定住する・安住する・永住する・常住する・転住する・移住する・先住・卜居ぼっきょする・居を構える 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「住する」の意味・読み・例文・類語 じゅう‐・するヂュウ‥【住】 〘 自動詞 サ行変 〙 [ 文語形 ]ぢゅう・す 〘 自動詞 サ行変 〙① 住む。住まう。[初出の実例]「かの寺に男の局、女のもおなじ心にぢうして」(出典:大和物語(947‐957頃)御巫本附載)② 一つの所にとどまる。長く同じ状態のままでいる。停滞している。[初出の実例]「まして鳥けだもののうちには一躰の仏だに住せしめ給をや」(出典:法華修法一百座聞書抄(1110)三月一二日)③ 物ごとに拘泥する。執着する。かかずらう。[初出の実例]「心ならず猛悪になり、おもはずも、欲心にぢうす」(出典:曾我物語(南北朝頃)六) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例