佐世保湾(読み)させぼわん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

佐世保湾
させぼわん

長崎県北部,北松浦半島西彼杵半島北部との間にある湾。大部分が佐世保市に属する。針尾島によって大村湾と隔てられ,外海への出口は西彼杵半島北端の寄船鼻と本土側の向後崎でせばめられている。リアス海岸をなし,明治中期に海軍要塞地帯となり,佐世保港に海軍工廠が立地。第2次世界大戦後,旧工廠は佐世保重工業に引き継がれ,旧海軍基地は自衛隊とアメリカ軍の基地として利用された。佐世保港は貿易港であるとともに,五島列島や九十九島,平戸島などへのフェリーの発着港でもある。

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世界大百科事典 第2版の解説

させぼわん【佐世保湾】

長崎県北部,佐世保市の南に広がる沈水によって生じた深い湾入。佐世保港もほぼ同区域を占める。水面の面積は3960万m2あり,日本の主要港湾の中でも傑出した広さをもつ。また水深9m以上の水域は2574万m2におよび,大型艦船の航行に支障がない。湾口は市街地側から南に延びる俵ヶ浦半島の先端高後崎(こうござき)と,これに相対する西彼杵(にしそのぎ)半島の北端寄船鼻(よりふねばな)との間の幅がわずか800mにすぎず,加えて周囲は数百mの高さの山地で囲まれて風波から保護され,あわせて外海からの視野も遮断されている。

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