九十九島(読み)くじゅうくしま

  • くじゅうくしま クジフ‥
  • くじゅうくしま〔クジフク〕
  • つくもじま
  • 九十九(くじゅうく)島
  • 九十九(つくも)島

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

長崎県西部,北松浦半島西岸に散在する小島群。高島 (佐世保市) など若干有人島があるが,多くは無人島西海国立公園の中心をなす景勝地で,佐世保市鹿子前 (かしまえ) と平戸港を結ぶ観光船などによる観光客が多い。佐世保市の弓張岳烏帽子岳,石岳展望台などからの眺望は特に美しい。なお,有明海原市沿岸にある九十九島は「つくもじま」と呼ぶ。面積 8.44km2
長崎県南東部,島原湾に浮かぶ島嶼群。島原市に属する。寛政4(1792)年の眉山(819m)の崩壊(→雲仙岳眉山崩壊)により形成され,火山砕屑物からなる。地層は軟弱な安山岩で波食を受けやすく,かつて 59島あったが,16島に減少した。「島原松島」とも呼ばれる景勝地。なお,長崎県北松浦半島西岸にある九十九島は「くじゅうくしま」と呼ぶ。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

長崎県北部の佐世保市から鹿町町にかけての沖合に密集する島々。「西海国立公園」の一部で、佐世保市を発着する遊覧船は年間30万人の観光客を集める。名前の由来は「え切れないほどたくさんの島々」とされ、01年に佐世保市が208島と発表するまでは「170島説」や「200島説」などがあった。

(2006-06-17 朝日新聞 夕刊 2社会)

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百科事典マイペディアの解説

長崎県北部,北松浦半島の西岸に散在する大小170余の島々。第三系の砂岩,ケツ岩からなり,海食棚が発達,松におおわれる。西海国立公園に属し,平戸島の川内(かわち)峠,佐世保市の牽牛(けんぎゅう)崎,鵜渡越(うどごえ),弓張岳,石岳などからの展望が美しく,佐世保,平戸から遊覧船も出ている。
→関連項目北松浦半島小佐々[町]佐世保[市]鹿町[町]

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デジタル大辞泉プラスの解説

長崎県佐世保市、北松浦半島の西側に位置する島嶼群。リアス式海岸の景勝地。旧鹿町町、旧小佐々町の町域にある島々を「北九十九島」、佐世保の中心地に近い島々を「南九十九島」と呼ぶ。実際の島の数は、有人無人あわせて208島とされる。
長崎県島原市の沖合いにある島嶼群。1792年の普賢岳噴火に伴う眉山の崩壊(「島原大変」)によって形成された、島原湾を代表する景勝地。かつては30島以上を数えたが、暗礁化や埋め立てによって数が減り、現在は10島あまりとなっている。

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世界大百科事典 第2版の解説

長崎県北部の佐世保港外から,北松浦半島の西海岸に沿って北へ約25kmにわたって点在する島嶼群。浸食された第三紀層の丘陵水してできたもので,中ほどにある佐々川河口で南九十九島と北九十九島に分けられる。南九十九島には形に妙をえた約90の小島が狭い海面に分布し,北九十九島には比較的大きい約115の島が散在する。島は常緑樹におおわれ,濃い緑を水面に映す様は美しい。1927年大阪毎日新聞社が読者投票で選んだ新日本百景の第1位になった。

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大辞林 第三版の解説

長崎県北部、北松浦半島の西の洋上に散在する大小二〇〇近い島々。西海国立公園に属す。

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精選版 日本国語大辞典の解説

長崎県、北松浦半島の西岸沿いに散在する島々の総称。大小二〇〇余の小島からなり、真珠・ハマチ養殖がさかん。西海国立公園の一部。

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世界大百科事典内の九十九島の言及

【小佐々[町]】より

…現在はタイ,ブリなどの養殖漁業も行われる。沿岸一帯に浮かぶ島々は北九十九島と呼ばれ,西海国立公園に含まれる。【松橋 公治】。…

【眉山】より

…1792年(寛政4)の大地震によって東斜面が崩壊,土砂は島原の町の南半を埋めた。元池,瓢簞(ひようたん)池などの湖沼,新山などの丘陵,さらに有明海中の九十九(つくも)島は,この地震で押し流された土砂により生じたものである。また,このとき生じた津波は対岸の肥後地方にも被害を与えた。…

※「九十九島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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