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個体識別法 こたいしきべつほうindividual identification method

世界大百科事典 第2版の解説

こたいしきべつほう【個体識別法 individual identification method】

動物行動学,生態学動物社会学において,個体群動態や社会構造などの研究のために動物のある同一種の中の個々を識別する方法。日本における野生ニホンザルの研究に導入されて多くの成果をあげたが,今西錦司が1947‐48年に宮崎県都井岬で行った半野生馬の研究に端を発する。今日,個体識別法は,この種の野外研究には不可欠な方法とされるに至ったが,個体を,性,年齢,順位などによって表すにとどまらず,血縁関係のうえに位置づけ,長期にわたる観察を可能にした点にとくに重要な意義がある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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