改訂新版 世界大百科事典 「元末四大家」の意味・わかりやすい解説
元末四大家 (げんまつしたいか)
Yuán mò sì dà jiā
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…朱徳潤,唐棣,曹知白ら次の世代の山水画家たちの作品はその例証であるし,それ以外の人物画,花鳥画の中にも,この傾向は顔をだしている。 ところで,元時代も末期になると,張雨,楊維楨などの書に,趙孟頫の典型主義に反抗する個性的な書風が現れてくるが,同様に絵画の分野でも,黄公望,呉鎮,倪瓚(げいさん),王蒙の元末四大家が登場し,復古主義とは異なった新しい画風を作りだす。彼らの画風はそれぞれ個性的であるが,共通して,従来の様式にとらわれず,自己の自然観察にもとづいて,新鮮なイメージを作りだした。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」