入山形(読み)イリヤマガタ

精選版 日本国語大辞典 「入山形」の意味・読み・例文・類語

いり‐やまがた【入山形】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 紋所の名。「入」の字を図案化し山形にしたものを、二つ横に並べて打ち違えたもの。いりやま。
  3. 江戸新吉原で、遊女の階級を表わす符号の一つ。「二つ星」「一つ星」などがある。
    1. [初出の実例]「漸うと入山形の肩書へ呼出しといふ名目を付けて貰うた新造が」(出典:歌舞伎・夜討曾我狩場曙(1874)二幕)
  4. 大入りの「入」の字形の山形をかたどった、招き看板近世芝居小屋などで用いた。
    1. [初出の実例]「本牧亭の入り口には、入山形(イリヤマガタ)庵看板」(出典巷談本牧亭(1964)〈安藤鶴夫〉女あるじ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む